インプラントとは、失った歯を人工的な義歯などを埋め込む治療方法である。
人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を備え付ける。
インプラントは入れ歯やブリッジなどに比べ、本物の歯に近い感覚を得ることができ、かつ周囲の歯を削ったりする必要もないため近年では非常に人気の高い治療方法である。
しかし、歯周病などを併発している場合、土台となる人工骨を埋め込む必要があるなど、手術が難しくなる傾向がある。
近年のインプラントに用いられる人工歯にはチタンが多く使われ、その普及率や安全性などを考えると人工臓器の中でもずば抜けて安定して完成度の高いものであると考えられる。
インプラントの手術は1回で行う1回法と2度の手術を行う2回法があり、使用されるインプラントの種類に応じて使い分けられる。
インプラント手術は比較的簡単な手術ではあるが、ある程度のリスクも当然存在するため、術前に担当医の説明をよく聞き、自らの歯の状態とインプラントに対する知識をしっかりと得ておく必要がある。
東京・大阪・神奈川・名古屋などと言った大都市ではインプラントを扱う歯科医も多いが、地方に行くとインプラントを扱わない医師も多く地域間格差が懸念される。
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